HDDとジャンパーピンの設定

ハードディスク・ドライブについての個人的覚書とリンクです。

HDDを認識しない

自作のパソコンを作ったり、HDDを増設したりした場合にHDDを認識できずに起動できない、 というトラブルになった場合は次の点を確認しましょう。 @電源コネクタがしっかりとつながっているかどうか AIEドライブのジャンパーピンの設定は正しいかどうか Bケーブルの向きは正しいかどうか CマザーボードのIDEコネクタからIDEケーブルはきちんと接続されているかどうかの4点です。 IDEケーブルはHDDや光学ドライブなどのIDE機器を接続するときに使うケーブルで、 データ通信速度によって何種類かのケーブルがあります。 インターフェイスのほうに接続するコネクタと、機器のほうに接続するコネクタとでは色が異なっているものもあり、 間違えないと思いますが、同じ色の場合にはきちんと接続されているか確かめます。 コネクタ部分には突起があり、上下がありますのでよく見て逆にしないようにします。 ジャンパーピンの設定はほとんどがHDDの表面にシールなどで貼られているので間違うことはあまりありませんが、 もう一度マスターとスレーブが正しく設定されているか確認します。 HDDをプライマリのマスターに、光学ドライブをセカンダリのマスターに接続するというのが一番確実な接続方法です。 ジャンパーピンが正しく挿されているか確かめます。


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マスターとスレーブ@

ジャンパーピンの設定のとき、マスターとスレーブという知識が必要です。 マスター、スレーブともにハードディスクの設定で、優先順位を表します。 パソコンはマザーボードに通常プライマリーとセカンダリーという2つIDEソケットがあってそれぞれケーブルで2つずつ、 つまり計4台のIDE機器を接続いることができます。 パソコンの電源を入れて起動するとき、まずはプライマリーポートに接続されたマスター設定のHDDの中を調べ、 起動可能なOS(windowsなど)がないか調べ、次にプライマリーのスレーブ設定のドライブを調べます。 このように起動するときにチェックする順番としてマスターとスレーブという設定があるのです。 プライマリーを調べたら、次はセカンダリーIDEのマスター設定機器、スレーブ設定機器、という順番で調べていきます。 この順番から通常はプライマリーIDEポートのマスター設定として起動用のOSが入ったHDDを接続します。 光学ドライブは転送速度が遅いため、セカンダリーIDEポートのマスターとして接続することが多いです。 残ったスレーブには何も接続しないで空けたままにしておいてもいいし、必要に応じてドライブなどを接続します。 ジャンパーピンはこのマスターとスレーブの設定のときに必要です。 ジャンパーピンを差し替えることで設定を変更することができます。


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マスターとスレーブA

マスターとスレーブはHDDの優先順位を表す言葉で、マスターが優先順位1位の機器、 スレーブは優先順位2位のものをさします。 マザーボードのIDEポートに通常2つのIDE用接続機器をつなぐことができるので、HDDをまずは1つつなぎます。 こちらをジャンパーピンの設定でマスターとします。 HDDの中にはマスターではなく「シングル(Single)」という設定になっているものもあります。 このマスターとスリーブの設定を行うジャンパーピンはHDDのケーブルを接続する部分の脇にあります。 ペンチのようなものでしっかりはさんでジャンパーピンを挿し換えたりします。 2台のHDDを接続する場合には一方のコネクタが2口になっているIDEケーブルを使います。 HDDが1台で、光学ディスクドライブがついていてすでに完成して売られている一般のパソコンの場合、 起動用OSの入ったHDDはプライマリーのマスターに接続され、光学ディスクドライブがプライマリーのスレーブに 接続されているのが普通です。 ですから、2台目のHDDを増設したい場合には、光学ディスクドライブをセカンダリーIDEのマスターの位置に ジャンパーピンを使って接続しなおします。 この設定の仕方はHDDのメーカーによって若干異なります。 HDDのどこかに位置や設定をする方法が書かれたシールが貼ってありますので、それを確認して差し替えます。


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